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2022年4月16日土曜日

ジブリを通して英語を考える。

 




3年生浪速国際コースでは、かの有名なジブリの作品【となりのトトロ】を使って、英語の授業を行いました。

使ったのは、いなくなったメイちゃんを探すサツキのあの有名シーン。

まずは、英語版のディクテーション。英語漬けの日々がはじまって1年。

標準的な北米英語ならだいぶと聞き取れるようになっています。


次に、セリフから文法復習。Have you seen a little girl wandering around?というサツキのセリフ。

サツキが必死に探しているということは、重要なポイントは現在に焦点があたっている。けれども、メイちゃんがいなくなったのは過去。だから、日本語では過去形で訳されていたとしても、両時制が関わる現在完了が使われるんだなという事、また、メイちゃんの行方不明と関係が無い発言では、現在にポイントが置かれない為、単純過去形が使われるなど、時制の復習を、ジブリで行いました。


その後は、発音練習です。ワンシーンに6人ほど登場人物が出てくる為、ペアで話し方を変えたり、イントネーションを変えたりと大忙しです。その後映像に合わせてボイスオーバーができるか試してみるつもりです。


最後に、同じシーンの日本語版と比較してみましたが、日本語版のセリフが無いところに英語版ではセリフがあったり、日本語ではあいまいにしているところを、英語でははっきりと断言していたり、英語版ではGrannyが語尾にeh?とつけてカナダ英語かと思われるところもあり、たった2分ぐらいのシーンですが、日本語・英語での【表現の差】をたっぷりと楽しみました。